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近代群馬と戦没者慰霊
今井昭彦著
定価
7,480 円 (本体6,800 円+税)
ISBN 978-4-275-02118-2
発売日 2020/03
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戦没者はいかに発生し、それら戦没者がいかにあつかわれてきたのか。最新の研究成果を咀嚼・吸収しつつ総合的に記述。近代日本において国家権力は戦没者を家族(遺族)の手から切り離し、強制的に靖国・護国神社にカミとして祀り、顕彰の対象としていった。その結果、近代国家のなかで戦没者は重層的に祀られ、「靖国ピラミッド」が構築されていったのである。国家はあくまでカミとして、人々(国民)はあくまでホトケとして、戦没者を位置付けた。ここに宗教・祭祀上の対立や矛盾・ねじれ等が生じる結果となった。
本書の内容
序章 カミとホトケ
第1章 軍都高崎の創設と慰霊施設
第2章 日清・北清・日露・シベリア戦役と戦没者慰霊
第3章 陸軍特別大演習と高崎忠霊塔
第4章 群馬県護国神社の創建
第5章 日米開戦と忠霊塔建設
第6章 太平洋戦争下の戦没者と慰霊施設
第7章 忠霊塔建設の諸相
終章 戦没者はカミかホトケか --靖国祭祀の限界--
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