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アダム・スミスの自然法学 増補第3版
スコットランド啓蒙と法学の自然法学
田中正司 著
, 横浜市立大学名誉教授
定価
7,920 円 (本体7,200 円+税)
ISBN 978-4-275-02112-0
発売日 2019/11
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スミスはオックスフォードに出てきて、そこで行われている経済活動に『国富論』の世界を思い浮かべる一方、一部の商人や製造業者の活動に潜む腐敗の事実に気付き、近代化と腐敗の現実に如何に対処すべきか気付いたのではないか。1784年11月20日に刊行された『国富論』第3版に見られる商人・製造業者批判も道徳感情の腐敗認識に基づくものであったが、近代化に伴う道徳感情の腐敗問題は、スミスの最大の関心事のひとつであったようで、『道徳感情論』第6版改訂の主題も、社会の近代化の必要と、それに伴う腐敗認識に基づくもので、近代化に伴う腐敗問題に対する応答であったと言えるのではないだろうか。
目次
増補第三版序文
序章 『道徳感情論』と『国富論』
第一部 スコットランド啓蒙と近代自然法学
第一章 スコットランド啓蒙の思想課題
第二章 ケイムズとスミス
第三章 アダム・スミスと自然法学
第二部 共感法学の展開
第一章 ハチスン道徳哲学体系
第二章 『道徳感情論』の主題と批判対象
第三章 『法学講義』正議論の主題と構造
第四章 『法学講義』の方法
第五章 共感法学の破綻
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