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解放の学としての資本論
価値形態論の解読
鈴木宣雄 元東京都立高等学校教諭
定価
4,400 円 (本体4,000 円+税)
ISBN 978-4-275-02148-9
発売日 2021/04
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マルクスは死んだのか。マルクスの問いかけたものはなんであったか。今、それは意味を失ったのか。否である。労働者階級の解放によってのみ人間の解放に到達する、これがマルクスの確信であった。そのための学問的営為の結晶、それが「解放の学としての資本論」である。「資本論」は「解放の科学(サイエンス)ではない。解放の学(ヴィッセンシャフト)なのだ。これが本書における著者の主張である。労働者階級がなんら解放されていない現代において『資本論』の意義はますます大きい。
目次
第1部 価値形態論の解明
第1章 価値の現象形態の解明
第2章 アリストテレス・価値形態論の時代的制約
第3章 商品の物神性ときたるべき社会
第2部 価値形態論の解明に至る経緯
第1章 宇野弘蔵の価値形態論
第1節 価値の実体規定先行の必然性
第2節 宇野価値論の特徴
補 論 「宇野弘蔵は『労働力の商品化』の止揚ときたるべき社会について、どのように論じているか」
第2章 梯明秀の価値形態論
第1節 梯の唯物論
第2節 梯の価値形態論
第3節 梯・価値形態論の意義と限界
補 論 「労働力の商品化」の止揚について
第3章 廣松渉の価値形態論
第1節 廣松の問題意識
第2節 「対自-対他的媒介構造」
第3節 「共同主観的形象としての価値」
第4節 廣松・価値形態論の問題点
補 論 「労働力の商品化」の止揚ときたるべき社会
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